心・技・態を磨き上げろ!

武道の世界には、心・技・体という言葉があります。

その心とは、相手とそして自分自身に打ち勝つ強い精神を言い、次に技は、
厳しい鍛錬で磨き抜かれた技のこと言います。そして体は、強い体づくりの
ことをいいます。

その道を極めるためには、この、心・技・体を磨くことだと言われています。
だから、どれか一つでも欠けていたら大切な勝負では勝てません。

食の道にも心・技・態というものがあります。

我々の仕事でいう心には、精神的な強さの他に、親切なおもてなしの心が
必要になります。それは、もっと美味しい料理を出したい、もっと良いおも
てなしをしたい、もっとお店の掃除を高めたい、と言う心を持つことです。
この心を磨きつづけることが、料理やサービス、それに、掃除の向上になり
ます。

次に技とは、調理技能やサービス技能、それに、店舗マネジメント技術のこと
です。いくら心を高めても、それを表現する調理技能やサービス技能、それに、
店舗マネジメント技術等が身に付いていなければ、最終的なオペレーションで
Q・S・Cを表現することは出来ません。だから、技を磨くことによって、美
味しいお料理を創ることができ、良いサービスを行なうことが出来、さらには、
安定した店舗運営が出来るようになります。

そして最後の態は、強い体づくりにプラス態度のことを言ます。
それは、料理人としての態度やサービスパーソンとしての態度、更には店長・
料理長としてのリーダーとしての態度を身につけることです。

この心・技・態を我々一人ひとりが磨くことが、お店の成長発展と、そして、
我々一人ひとりの成長につながるのです。

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