私は、お店は店長ひとりの力で売上が決まると考えています。
もちろん店長ひとりでは何も出来ませんが、店長ひとりの力で、そのお店が
繁盛もし、逆に、営業不振にもなってしまうこともあるということです。
これは個店であろうが、チェーン店であろうが関係なく起きている現象です。
私は、そんな店長の力によって大きく売上が変化した実例をいくつも見てき
ました。もちろんお店の盛衰の全てが店長業務に起因する訳ではありません
が、店長の仕事振りで大きく売上の額に変化が出るのは確かです。
それは、お客さまの満足を得る最終的な責任者が店長になるからです。
だから店長の力量の差で、結果の数値が大きく違ってくるのです。
これからは、今まで以上に店長の力が問われる時代です。
大変厳しい時代ではありますが、厳しい時代だからこそ個別企業、個別店舗
の努力の差がはっきりと結果の数値として出る素晴らしい時代でもあります。
大競争時代の一番の特徴は、お客さまが自由にお店を選ぶということです。
当たり前ではありますが、お客さまから選ばれたお店が繁盛店になり、お客
さまから選ばれなかった店は不振店になってゆきます。
そしてその格差は年々広がってきています。
これからの時代は、今までのような単なる勝ち組、負け組みといった状態か
ら、生き残り組みと、市場から退場を命じられる死に組みとに分かれてきま
す。まさしく外食産業界もサバイバルな時代に突入しています。
そんな大変厳しい時代ではありますが、力のある店長にとっては結果の数値
が今まで以上にはっきりと出るやり甲斐の持てる時代でもあります。
自分の力次第で大きな成果を実感できるのが店長の仕事です。
それは現場を変えるのは店長しかいないからです。
今こそ自らの力で売上を取り、そして自らの力で利益を高めることでお店を
繁盛店へと導いて下さい。
